■4月3日(水)
ホテルからの景色。この朝食はこの下で取る。
朝食にいくと多くの日本人がいた。
朝からビールを飲んでいる。
人間以外の動物もいた。
彼らは料金を払っていない。
人間以外の動物、朝食中
バリの鳥は、なんかシュっとしてる
この日は朝から「レンボンガン島」という場所へ行って泳ぐ事になっている。
正直なところこのツアーがどういうものか分かっていなかった。
予め下は水着に着替え、手ぶらで出かけてしまった。
が、このツアーは海水浴に行くようなものであり、あまりにも無防備だったと思う。
船を待つ待合室でビーサンを購入。このときもらった黒いビニール袋が
その一日のマイバッグという重責を果たすことになる。
船でレンボンガン島へ向かう
船に乗ると必ず見入ってしまう、モーターが巻き起こす水しぶき
船内には欧米人が多く、次に日本人が多い。3〜40分乗っている間に、従業員によるミニライブが始まる。オアシス、レディオヘッド、ローリングストーンズ、ボブ・ディラン、彼らは何でも上手に歌える。昨日のレストランといい、バリでは基本生演奏なのだなと理解した。CDなどは邪道なのだ。
船は人口の浮島に着く。ちなみに、この浮島で一日を過ごすプランもあるそう。そのプランじゃなくて良かったと思う。少しお金をケチっていたら危なかった。
そこから小さい船に乗り換えて、レンボンガン島へ向かう。
これがその小さい船なのだが、あまりにも不法滞在者の強制送還然としているので写真に収めた。図らずも今回の旅のベストショットともいえそうな出来栄えになった。なんと美しい青だろう。
レンボンガン島では、いろんな遊びのメニューが用意されており、シュノーケリング、バナナボート等を楽しんだ。海は日本(本州)よりはキレイだが、沖縄よりキレイじゃないと思う。バーベキューでは牛、豚、鳥があったが、豚が一番うまかった。カメラは預けたので写真はなし。
最後に潜水艦で海中の魚達をまんまと覗けてしまうミニツアーに参加してみた。
船内は海中遊泳にぴったりなクラシック音楽がかかっており、いい雰囲気。
ただ、魚が居なかった。これにはインド人もがっかり(実際にいた)。
隣にいた日本人の立派なカメラからも、シャッター音がほとんど聞こえなかった。
僕も4枚くらい撮って、2枚捨てた。かろうじて居た魚が以下の一匹。
浮島の下に生えている藻を食べている御様子。
楽しかったレンボンガン島を後にし、ホテルへ帰着。
夜は再び、町へ出て晩飯を食べることに。
今回(毎回)の旅の頭脳である、奥さんの作戦では、
ツアーのオプションで付いているプラザバリまでのタダタクシー券
を駆使してプラザバリまで出て、そこからバリの中心都市であるクタの
さらにその中心(日本で言えば銀座のような場所)まで歩くことに。
プラザバリとは完全に観光客向けのショッピングモール。
タクシーで着いた瞬間、後にして別のところに向かう自分達は感じ悪い客だ。
ところが銀座までが結構遠い。電灯もあまりないから道は薄暗いし、
汚いし、所どころ陥没してるし、なかなか苦労した。
その道すがら撮った写真。ちょっとした若者達の溜まり場?
その道すがら撮った写真2。DVDとPS2はロゴを真似する努力が見られる。
CDとX-BOXは完全にオリジナルだ。見たことないBOXが出てきそう。
やっと銀座のディスカバリーモールというショッピングセンターにつくと、
その中にはSOGOがあった。バリにまで来て、八王子の誇りに出会うとは。
この中にあるレストランに狙いを定めて来たのだが、探してもない。
フードコート内で立ち止まっていると、メニューを持って従業員がやってくるから
それに押されて注文してしまう。仕方がないからここで食べよう。
ナシゴレンと麺類とビンタンビールを注文。
テラスにある席に着席すると、またもや海が見える。
そして下を見ると当初探していたレストランがあった・・・あーあ。
見た感じ、すごい雰囲気良さそう。こっちは本当にいわゆるフードコートだよ、
日本と同じ感じの。注文しちゃって逃げるわけにもいかないし、
諦めることにした。かなり悔しかったが仕方ない。
フードコートのメシとは言え、美味しいし、ビールもうまいからまあいいか。
食べ終わって、まったりしていると、流暢な日本語を話すバリ人が話しかけてきた。
彼は日本人の友達がいるらしく、その人の結婚式に出席する為に渋谷へ行ったとのこと。口癖は「まじで?」。小島よしおの「そんなの関係ねえ」や他にいくつか日本のギャグを知っていた。ちなみに「そんなの関係ねえ」はバリのいたるところで披露された。「日本人?」と聞かれ、そうだと答えると「そんなの関係ねえ〜」とやられる。もう日本といったらそれなんだ、「サムライ」とかじゃないんだ。
で、そのバリ人はクロムハーツのアクセサリを身に着けており、かなり遊び人ぽかった。バリにはクロムハーツの工場があるから安く手に入る、石田純一も買いに来る、とのこと。タバコを落として足で消すときは「これ、バリスタイル」といってごまかす。面白い人だ。今顔を思い出そうとすると、サンコンの顔になる。全然違うのは分かってるんだけど、どうしてもサンコンになっちゃう。人柄がサンコンぽかったからだ。
帰りはショッピングモールで、半ズボンとお土産を買う。タクシーを拾ってプラザバリに戻る。なぜならそこからホテル行きのバスが出るから。プラザバリのショッピングバッグを抱えている人達の中に、我々だけ全然違うバッグを持っていることがバツが悪かった。