この前の日曜日に免許更新に行ってきた。
東京都から神奈川県に移ったので、二俣川という場所へ行って来た。免許試験センターというのは、やっぱりどの都県でも意表をつく場所にあるんだな。そこに免許試験センターがなかったら、一生行くことのなかった場所。そういう意味では遠い親戚の葬式に行く感覚と似ている。ただサンプル数=2、という狭い経験から言っているので間違っているかも。
神奈川県では東京都と違って、講習受けた後その教室内で新免許証をもらえた! しかも講習2時間のところ短縮して1時間半にしてくれた! ゆるい! 親切! 東京なんか講習終わったあと、別の建物に行かされてそこで待たされる。今思うと面倒くさい。昔不祥事でえらい叩かれてたけど、神奈川県警って素敵だ。
そして二俣川運転免許センターは、しっかりブログのネタも提供してくれたのである。
以下の写真の貼り紙は、男子トイレに貼ってあった。
読みにくいので書いてある内容を打ち直そう。
『寸借詐欺に注意!
試験場内において、来場者に声を掛けて親しくなり、「すぐ返すから金を貸してくれるよう」頼みこんで金を借り、そのまま逃走する寸借詐欺事件が発生しております。
見知らぬ者に声を掛けられた場合は絶対に金を貸すことのないよう、また、不審な者を見かけた方は、職員に声を掛けて下さい。』
まず、こういうのを「寸借詐欺」と呼ぶのか、と一つ勉強になった。
そして、文字間、行間に余裕の空間を設け、整然と並んだ文字に感服する。
さらには、カギ括弧のとじる場所の間違え方にも趣きを感じた。
それにしても、これを見たら(なるほど、そりゃいい方法だ)と早速寸借詐欺を行う輩が出るかもしれない、諸刃の剣であるとも思った。
もっというと、曲がりなりにも警察のアジトであるこの場所で犯罪を犯すなんてなんて大胆なんだという驚きがあった。
幸い、寸借詐欺にも遭わず、寸借詐欺をしてやろうという出来心も起きず、無事にピカピカで新しいけどゴールドではないブルーライン免許を持って、免許更新センターを後にしたのであった。ちなみに新免許は個人情報保護のため本籍が記載されておらず、その代わりにICチップが組み込まれていてその中に本籍などの情報が入っている! ちなみに名前、現住所、顔写真はもちろん従来のまま。個人情報保護って一体何なんだろう、と考えさせられる一枚に仕上がったよ!