先日靖国神社へ行ってまいりました。相変わらず鳥居がでかくて圧倒されながら参道を進むとそこには陸軍創設者の大村益次郎がこれまたでかく、高い円柱の上に立っておりました。高い位置にあることは、立派で良いのですが、肝心の顔とかが良く分からない状況になる。パリにもこんな状態のナポレオンがいたような。
英霊へのあいさつも終わり、遊就館に行く。料金は800円。もう何度か来ているが、何度来ても興味深い資料が沢山。ちゃんと見ようと思ったら丸1日かかるんじゃないだろうか。閉館までの時間もあまり残されていなかったので、流して見る。資料の中に、戦時中女性たちが、自分たちに何か役立つことはないかと、長い髪を切って、大量に集めて作られた一本の太い縄がありまして。これはちょっと怖かったし、何に使ったのとか、つるつるつべりそうだけど使い勝手はどうなのとか、野暮なことを考えてしまった。そんなことを考えてはいけませんな。戦時中の必死の努力に敬礼!
靖国の後は、九段下〜神保町のあたりにあるそば屋に行きました。滅多に行かないようなそれなりにいい店だったんですが、さすがにそばうまい! 一緒にたのんだ出し巻き卵焼きとお冷の日本酒もとてもうまい! こんな卵焼きが家でもできたらなあ。日本酒は鉄瓶で出てきたのが良かった。鉄瓶から注いで直接飲むのはグラスだけど、とにかく鉄瓶が良かった。そばはおろしそばにしたんですが、先に出てきた卵焼きについていた大根おろしを、貧乏症からどばっとそばのつゆに入れてしまって、そばに付属で出てきた、大根おろしを半分くらいしか使わなかった。なんのためにおろしそばにしたのかって感じですけど、そばはうまかった。それで帰りのレジで店員が、大量に残したおろしを見たのでしょう、「おろしはお口に合いませんでしたか?」と申し訳なさそうな顔で聞いてきたので、そんなことありません! と全力で否定。卵のおろしを入れてしまったからですとは、言えませんでした。
最後に神保町の古本屋で見つけた本の背表紙。児童向けのもので、たぶん右端のパスワードに気をつけてからシリーズが始まったんでしょう。そこからどんどんエスカレートしてホームズ4世まで登場してます。パスワードVS紅カモメで、もはやパスワードは普通名詞から固有名詞に昇格してませんか?この不思議感覚が久しぶりに心地よかったです。路地に張り出した本棚で発見したので、なおさら不思議感覚でした。