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    打ち捨てられたサルの楽園〈南伊豆 波勝崎苑〉

    • 2011.06.26 Sunday
    • 15:49
    今年のゴールデンウィークのことを今さら書きますが、結構すごいところに行ったんです。それは南伊豆町の波勝崎苑というところ。300匹のニホンザルが放し飼いで檻もなく人間と触れ合えるところ。

    昔バリ旅行をしたときに、猿が放し飼いになってる森に行ったことがあって、「こんな自由なことバリだからできるんだろうなー。日本では無理だなー」なんて思ってたんですが、日本にもありました。自由すぎるサルの楽園。伊豆半島の先っぽに。

    その日昼ごはんを食べた後、行くとこないので適当に周辺の地図を見ていると「猿苑」の文字を発見。じゃあ猿見よう、ということで目的地を設定。ずいぶん山奥の海際で辺ぴな、打ち捨てられたような場所にありました。と言ったら関係者に失礼ですが・・・

    そんな風に適当に決めたわりにはすごいところで、車を走らせて猿苑が近くなってくると、道路に猿が寝そべっていたり、2匹で毛づくろいをしていたりりしてあやうく轢きそうになるんです。否がおうにも気分は高まります。

    ゴールデンウィーク真っ最中の割にはそれほど混んでおらず、広大な駐車場は1/3ほどしか埋まってませんでした。受付はラジオが大音量。スタッフはだいたいみんな60越えの男性のように見えます。接客の対応は・・・、良く言えばアットホーム。悪くないです。受付からバスに乗って猿苑に向かいますが、結構近距離なのでこれくらい歩けるなという感じ。でもなぜかバス。

    猿メイン会場は小屋が一つあって、その周辺に猿が散らばっている感じ。



    小屋の中にはみかんとイモの餌が売られており、サルに餌付けすることができます。必ず小屋の中から餌をあげなければならず、人間が檻の中に入っている格好になります。皮肉な感じです。猿は本能むき出しで差し出した餌をとっては口に運びます。感謝の言葉も態度もなにもなし。当たり前なんですが、態度でかすぎて笑っちゃいます。イモとみかんではみかんのほうがより好きなようです。




    餌をあげるときはこんなに大迫力で見られます!




    あまりにも感謝の態度を示されないと、なんだかこっちも簡単にあげたくなくなって、手が届くギリギリのところにおいてみたりしました。まあ、結局は食われるんだが。あと力関係も目に見えてわかります。餌をとろうとするとより強い猿が横取りしにきたり。体が大きい猿が強いとは限らず、小さい猿が自分より大きい猿の餌を奪う場面も見られました。うーん、こういうの人間社会でも見たことがあるような。





    餌をあげ終わり、小屋の外に出ました。そうすると猿とマンツーマンならぬマンツーサルで対峙できるのです。人に慣れているので逃げることもありません。定番の毛づくろいもいたるところでやってます。




    この猿苑は海と山に囲まれて、管理が行き届いてないところもすごかったです。猿のいる場所から離れて、ちょっと海沿いを歩いてみたのですが、どこまで行っても立ち入り禁止と書かれていないし、途中橋がこんな風に壊れているのです。






    また、写真は撮っていないのですが、道が土砂崩れでふさがっている場所があったりもするにもかかわらず、全然立ち入り禁止ではない。何かあるとすぐ立ち入り禁止になることなかれ主義の日本なので、こんなふうに自由な場所は珍しく、感動すらしました。日本の観光地にもこんなところがあるんだと。記事のタイトルで「打ち捨てられた」と言ったのも、こういう感じがあったからでした。

    とにかく穴場です。すごく楽しい場所です。

    恐怖を感じた出来事

    • 2011.06.09 Thursday
    • 12:59

    この前の土曜日、山下公園で母親にひどく怒られている男の子を見ました。原因の詳細はよく分かりませんが、屋台の食べ物を食べる食べないとか、そんな些細なことに見受けられました。母親らしき女性は、6〜7歳くらいの男の子にえらい剣幕で怒鳴るので、隣の机にいる自分まで震え上がってしまうほどで、特に小銭をプラスチックの机の上に叩き付ける音は怖かったです。ちなみに大阪弁。よけいに怖い。

    直視できなかったのですが、男の子は泣きわめく様子もなく必死にその状況に耐えている感じでした。あるいは目に涙をいっぱい溜めていたかもしれません。やがて母親は下の子ども(弟か妹と思われる)と母親自身の妹らしき人(つまり男の子の叔母にあたる)を引き連れ、男の子を残して去ってしまいました。残された男の子は、残さず食べるように命じられた何かを一生懸命食べ続けていました。

    案の定脅しで去っていっただけで、しばらくして妹らしき人(男の子にとっては叔母)が戻ってきて帰るように促したのですが、男の子は恐怖からか意地からか席を立とうとはしません。ここで僕は妹が叔母としてやさしく男の子を説得することを期待したのですが、妹も母親ほどではないにせよ、かなり厳しく汚い言葉で甥を責め立てたので、さらに暗い気持ちになってしまいました。せめてもの救いもないのかこの男の子は・・・。

    この親子関係は、母親がヒステリックになった場合の一時的なものかもしれません。しかし百歩譲って一時的なものだとしても、隣にいる大人まで恐怖を感じる声で怒鳴られたら、男の子の恐怖と屈辱によるストレスは尋常じゃないでしょう。このような出来事が日常茶飯事だったら不憫という言葉でも足りないです。もちろん僕には介入できる勇気も権利ありません。ただの通りすがりの人で、隣でチヂミをムシャムシャ噛んでは飲み込んでいた人です。

    妹による乱暴な説得を尻目に僕は席を立ちました。殺人を犯す人間のほとんどは、幼い頃の家庭環境が劣悪だといいます。あの男の子はどんな大人になるのだろう。まともな大人になって欲しいと思いますが、その願いははかないものかもしれません。

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